越えられない壁「割高感!」

 このようにみてきますと、どうしても越えられない壁が「割高感!」ということになりそうです。
たとえば極端な話、吟醸酒が720mlで800円から1000円なら、あなたはこの吟醸酒を買い求めますか?
いや、吟醸酒に限ったことではなく、地酒がより買い求めやすくなるとすればです!
少なくとも、割高感というマイナスイメージから抜け出せるかもしれません!

さきに、度数換算で清酒が100-200円とすると、焼酎は70-150円、ウイスキーにいたっては50-125円である、と書きましたが、
この価格帯の場合50-65円で焼酎よりも割安感が出てきます!
すこし期待がもてそうだと思ったのですが、焼酎やウィスキーを水で割って飲むと考えた場合、焼酎の場合6対4の割合が良いとされていますので、
そのように割った場合は40-90円なのでどうしても割高感がぬぐいきれない!
吟醸酒が720mlで800円なら割高感が解消されるという理屈ですが、いまの単価を4分の1にしなければならないことになってしまいます!

このようにみてきますと、だいぶ荒っぽい数字ですが、日本酒の割高感が存在することが解ると思います。
焼酎は日本酒に比べて、同じ費用で4倍楽しめるとなればお話になりません!
原料がちがうとか、こだわりが違うとか、伝統がちがうとか、割高な理由はいくらでもあるでしょう!
しかし、現に日本酒離れに歯止めがかからない以上、この日本酒の割高感を認めざるを得ないといえないでしょうか!

 このことが、一般庶民からすれば大きな壁が立ちはだかっているとしか思えないのです!
第一に解決しなければならない項目は、価格を下げ、他のアルコール類と比較して割高感を払拭するような値段にすること!☆
そうしないと、売上減少に歯止めをかけられない!ということになるのです!

 一方で生産効率と価格の低下を追求した「高温糖化法」による日本酒の製造は、日本酒の歴史上恥ずべき酒質の酒であったわけですが、
こういう手法による価格の追求は、絶対やってはいけないことで、今の日本酒の現状を見れば残念ながらはっきりしています!

 あるコンビにの日本酒担当のバイヤーのことばを借りるならば、
「10年間に日本酒の消費量は半分に減った。その責任は、あなたがた大手メーカーにあるはずです。このままでいいのですか…」と。

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