日本酒への過度の期待！-日本酒嫌いを徹底解剖！☆

　そもそも、現在のようなお酒の飲み方になったのは、焼酎ブームが起こった80年代以降で酎ハイブームからであるといえます。
その前の、お湯わりブームを挙げる方もいらっしゃいますが、火付け役になったのは確かだと思いますが！
それが大衆化し、巷にあふれてきたのはやはり酎ハイブームであり、ここから日本人の飲み方が一変してしまったといっていいと思います！

　つまり、焼酎の甲類に、好きなもので割って飲むという飲み方であり、しかもこの酎ハイとなった度数はかなり低めになっているのです。
アルコール度数を下げて、飲み口を好くして楽しむ方法が一般的になってきますと、「日本酒の飲み口の好さ」は完全に劣ってしまいます！
しかも、度数的に半分以下なのです！

　この調子で酎ハイのように日本酒を飲まれたら、身体はたまったものではありません！
悪酔いどころの騒ぎではなくなってしまうのです。急性アルコール中毒になってしまわないとも限りません！
好きな飲み口にして飲む「酎ハイ」には、勝てるはすがないですよね！

　日本酒に過度の期待をかけるお酒の飲み方に変わってしまったことが、戦後の混乱期に悪質な日本酒を作り続けてきた酒蔵に因果応報といえる「日本酒ばなれ！」を招いたのです！
一方、吟醸酒という良質な日本酒も存在していますが、この大きな流れを変えられなくとも、せめて良質な日本酒を日本人に味わってもらいたい！
そして、酔いを求める飲み方ではなく、料理を楽しむという本来の飲み方が出来たときに、日本酒の存在意義が再認識されるのではないでしょうか！

　このように考えてきますと、「日本酒ばなれ！」がだいぶ見えてきたようにも思います！
自らが招いた種、悪貨は良貨を駆逐する！というグレシャムの法則を地で行ったようなものなのです。
　さらに、日本酒の本来の飲み方からずれてしまっていて、過大な期待からくる期待はずれの現象と見ることができるのです。

【日本酒は、料理を食べながら嗜むというのが本来の飲み方である！】
との先の結論からすると、料理を楽しむという本来の飲み方が出来きるように努めていかなければと思います。
けっして、日本酒に過大な期待を掛けてはならないということを肝に銘じて！☆

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